アフガニスタンの市民らが首都カブールの国際空港から国外に脱出することが極めて困難になっている。イスラム主義組織タリバンは15日にカブールを制圧。アフガン人や欧米人は避難便を求めて米国が管理下に置く空港に向かっているものの、アフガン人はタリバンの検問所で押し戻されるなどしている。一方、アラブ首長国連邦(UAE)は18日、政権の座を追われ、15日から所在が不明となっていたアフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領を人道的理由から受け入れたと発表した。アフガニスタン東部のジャララバード、ホウスト、アサダーバードの各都市では、タリバンの支配に対する抵抗がみられ、数百人の地元民が黒・赤・緑の三色から成るアフガニスタンの国旗を振りながら大通りを歩いた。タリバンは参加者を退散させるために銃を使用。ジャララバードでの目撃者によると、2人が死亡し、複数が負傷した。この中には、撮影を行っていたアフガニスタンのジャーナリスト複数も含まれるという。