全体的に満足感が高く、使い勝手に優れ
“おっ、値段以上”

 乗り心地はクラス平均水準。1トンを切る車両重量と大径タイヤの組み合わせなので、しっとり感はそれなり。中~高速域は想像以上にフラットだが、実用域はサスペンションが少々突っ張った印象を受ける。ただし、我慢できるレベルなのでご安心を。

 ライズ/ロッキーは、全体的に満足感が高く、使い勝手に優れている。子細にチェックすると気になる点はいくつかあるものの、約170万円からというスターティングプライスを聞くと「これでいいよね!」と思える。

 高い実力はライズ/ロッキーの合計で月間1万台を超える販売台数が物語っている。ほどよいサイズ、取り回しのよさ、そして扱いやすさ……“おっ、値段以上”といえる1台である。

(CAR and DRIVER編集部 報告/山本シンヤ 写真/小久保昭彦)

CAR and Driverロゴ