『独学大全──絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』が20万部を突破! 本書には東京大学教授の柳川範之氏「著者の知識が圧倒的」独立研究者の山口周氏「この本、とても面白いです」と推薦文を寄せ、ビジネスマンから大学生まで多くの人がSNSで勉強法を公開するなど、話題になっています。
この連載では、著者の読書猿さんが「勉強が続かない」「やる気が出ない」「目標の立て方がわからない」「受験に受かりたい」「英語を学び直したい」……などなど、「具体的な悩み」に回答。今日から役立ち、一生使える方法を紹介していきます。
※質問は、著者の「マシュマロ」宛てにいただいたものを元に、加筆・修正しています。読書猿さんのマシュマロはこちら

大人になって「教養として数学を学びたい」人のための最高の一冊Photo: Adobe Stock

[質問]
 文系大学生です。教養として数学を学びたいのですが、数学を学ぶことで世界観がどのように広がるのか、実社会でどのように数学が適用されているのか、なぜ数学を学ぶことに意義があるのかなどについて書かれた本がありましたら教えていただきたいです。

 またそのように数学を学ぶ際に役に立つ本をご存じでしょうか。

品切れ本ですが、いい本なのでご紹介します

[読書猿の回答]
 世界観、適用、意義にそれぞれ別の本を挙げるべきですが、一冊でカバーしてしまう森毅、竹内啓『数学の世界―それは現代人に何を意味するか』中公新書を。森毅のゆるさに乗らない竹内啓のツッコミが光ります。