世界的な半導体不足を背景に、少数のほぼ無名の企業が台頭している。これらの企業の製品は半導体大手の計画に一段と不可欠になっている。その製品とは、パソコンなどに搭載されている半導体と回路基板をつなぐ「サブストレート」と呼ばれる部品だ。比較的単純なコンポーネントだが、コンピューターチップの動作には、核となるシリコンと同じくらい欠かせない。サブストレートの製造は、世界の半導体サプライチェーン(供給網)の中で立ち遅れたセクターとみなされてきた。利益率が比較的低いがゆえに投資が十分に行われておらず、ここ数カ月、世界的な半導体不足に拍車をかけ、パソコン販売の制約や一部の自動車メーカーの工場休止、電子機器のコスト上昇などを招いている。
半導体不足で注目の部品「サブストレート」とは
インテルやエヌビディアが調達を重要視
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