米テキサス州とメキシコの国境に先週、何千人ものハイチ人が押し寄せた。これは、新型コロナウイルスの影響で、米国への移住希望者のパターンが激変していることを物語っている。これまでと比べ、はるかに幅広い国籍の人々が国境に現れている。何十年もの間、越境者の大半はメキシコ人男性が占めていた。また近年は、「北部三角地帯」として知られる困窮するグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルの中米3カ国からの家族連れが多かった。それが突然、エクアドル人、ブラジル人、ニカラグア人、ベネズエラ人、ハイチ人、キューバ人が数十万人単位で現れるようになった。この傾向はここ半年で急激に加速した。
コロナ禍の中南米脱出、米国への移民が多国籍化
経済的打撃を受けた中南米・カリブ諸国から殺到
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