上昇トップのノルウェークローネノルウェー・クローネ Photo:123RF

上昇トップのノルウェークローネ
下げ目立つスウェーデンクローナ

 中東情勢の緊迫化を受けた原油高の影響もあり、外国為替市場でも不確実性が高まっている。ほとんどの通貨が有事のドル買いなどもあってドルに対して売られる展開が目立っているが、一部の通貨では対ドルでも力強さを維持している。

 北欧通貨の中で対照的な動きとなっているのがノルウェークローネ(以下、NOK)とスウェーデンクローナ(以下、SEK)だ。米国・イスラエルによる対イラン軍事作戦が始まった2月28日前の水準から5月18日までの主要通貨の対ドル変動率をみると、NOKが+2.7%と主要通貨の中で最も上昇率が大きいのに対し、SEKは-3.8%と南アフリカランドと並んで下落率トップとなっている。

 経済的な結びつきも強く、比較的同じような動きを見せることの多い両通貨で、なぜこれほど明暗が分かれているのだろうか。NOK上昇とSEK下落それぞれの継続性も考慮しながら、投資先としての魅力を以下から考察していく。