米当局者らによると、米国防総省の高官はロシア側関係者と、アフガニスタンでテロの脅威が浮上した際に中央アジアのロシア軍基地を利用する件について協議していた。基地利用については、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が申し出を行っていた。マーク・ミリー米統合参謀本部議長は22日行われたロシアのワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長との会談で、国家安全保障会議(NSC)スタッフの要請を受け、この件に言及したという。米政府当局者らは、ゲラシモフ氏はフィンランドのヘルシンキで行われたこの会談で明確な態度を示さなかったと述べた。ロシア政府報道官はこの件についてコメントを控えた。基地利用についてはこれまで報じられていなかった。バイデン政権はアフガニスタン撤退後、現地でテロの脅威を監視し、これに対応するための体制強化の方法を模索している。