「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法祖紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

忙しい 女性Photo: Adobe Stock

100を目指すより、
今できることを
ひとつでも実践して

風水は、自分が実践すればした分だけ、必ず運がよくなるものだということをお話ししました。つまり、100のうち10やれば10だけ、50やれば50だけ、運気が上がるのです。もちろん、100やれば100のリターンが得られるわけですが、あらゆることを100%完璧にやるなんて、風水師の私ですら不可能です

ですから、最初から100を目指すのではなく、たとえば、「自分には70できる」と思ったら70、「30しかできないな」と思う人は30をまず実践し、その後70できた人は80、30できた人は40、と少しずつ増やしていくのが◎。

完璧主義者の人は、「やるからには全部やらなければいけない」と考えがちですが、そうすると、「100できない」ことがいけないことのように思えてきて、「100できないからやめておこう」となり、結果として100どころか0になる……ということがよく起こります。それでは開運行動として意味がありません。「100か0か」ではなく、まずは「できることをひとつ」でいいのです。

たとえば床掃除。毎日きちんと水ぶきをするのがベストですが、それが難しい人もいますよね。そういう場合、「毎日なんて無理」とあきらめて全然やらない人は、開運効果も0。でも、3日に1回、あるいは1週間に1回でも水ぶきを続けていれば、その分だけ確実に運は上がります。

風水で大切なのは「できることを実践すること」であって、「100%やること」ではありません。完璧を目指すのではなく、今できることをひとつでも多く積み上げていくことが運気アップの近道です。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

風水で完ぺきを目指すと必ず失敗する理由

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。