決算報(ゲーム)Photo:Tomohiro Ohsumi/Getty Images

コロナ禍からの企業業績の回復は、勝ち組と負け組の格差が拡大して「K字型」に引き裂かれていくという二極化の議論が強まっている。そこで、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析した。今回は任天堂、ネクソンなどの「ゲーム」業界5社について解説する。(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)

任天堂、ネクソンは減収
カプコンは前年同期比2倍

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下のゲーム業界5社。対象期間は21年4~6月の直近四半期としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・任天堂
 増収率:マイナス9.9%(四半期の売上高3226億円)
・ネクソン
 増収率:マイナス13.1%(四半期の売上収益560億円)
・バンダイナムコホールディングス
 増収率:22.8%(四半期の売上高1780億円)
・カプコン
 増収率:104.1%(四半期の売上高484億円)
・スクウェア・エニックス・ホールディングス
 増収率:1.8%(四半期の売上高886億円)

 ゲーム業界5社の四半期増収率(前年同期比)は、5社中3社がプラスとなった。中でもカプコンは、前年同期比2倍の大幅増収となっている。一方で、任天堂とネクソンは前年同期比減収に陥った。

 カプコンでは、人気の「バイオハザード」や「モンスターハンター」シリーズの新作が増収に貢献した。各社の増収率の変化について時系列データを交え、次ページ以降で詳しく解説する。