ワイン業界に投資会社が熱視線、コロナ禍よそにPhoto:Justin Sullivan/gettyimages

 ディールメーカーはここにきてワイン産業をターゲットにしている。新型コロナウイルス禍でワイン自体の需要は落ち込んだものの、ワイン畑の価値が将来的に上がると見込んでいるようだ。

 リフィニティブによると、プライベート・エクイティ(PE)投資会社が今年、ワイナリー、ワイン畑、販売会社に行った投資案件は前年比で75%急増している。合併・買収(M&A)も活発化しており、ワイン関連企業の買収額は今年、81億ドル(約9000億円)に達している。これに対し、昨年は18億ドルにとどまっていた。ピッチブックがまとめたデータで分かった。