シリーズ18万部突破の最新刊『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉を音声配信。終わりの見えないコロナ禍で、不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ!
「なすがままでいいの」
考えすぎなくても大丈夫
きょうのひとことは、
「なすがままでいいの」
人間関係で悩む人多いですが、その解決方法は、意外にもシンプルです。
どうすればいいのかというと、「なるようにさせておく」ということなんですね。
もっと簡単にいうと、「放っておいてもいい」ということです。
もちろん、人間関係が法的なトラブルに発展したときは、しかるべき専門家に相談しなくてはいけません。
そうではないのなら、人間関係がギスギスしていて相手がイライラしていても、それは放っておいてもいいんですね。
自分が相手にストレスを感じているというときは、相手も自分にストレスを感じています。
それは誰かが悪いというわけじゃなくて、お互いが同じ空間にいて、心地よく感じていないということです。
片方は心地よくないのに、もう片方は平然としているなんていうケースもありますが、だいたいはお互いさまなんですね。
自分が「あの人といると嫌だな」と思うのなら、だいたい相手も自分といることをあまり快くは思っていないわけです。
お互い不愉快な状態を継続するっていうのは嫌なことなので、時間が経てば、まぁ向こうが動いたり、あるいはこっちが心のままに動いたりして、結果的にお互いがいつもストレスを溜めにくい方向に自然と流れていくわけです。
なので、あれこれ悩んでどうしようかと考えすぎなくても、たいていは落ち着いてきます。
その証拠に、いま振り返ってみて、何十年にもわたって人間関係のトラブルが続くとか、そういうことってそうそうないんじゃないかと思います。
ただし家族関係となると、なかなかそうはいきませんが、家族以外の他人との人間関係のトラブルっていうのは、なすがままにしておけば、たいていは解決するということです。
人間関係がうまくいかなくなったとき、物事を深刻に考えすぎる人は、いろいろと計画を立てすぎることがあります。
「ああしよう」「こうしよう」「これもしなきゃ」「あれもしなきゃ」「こうなったらどうしよう」「相手がこう出てきたらどうしよう」なんて考えすぎなくても、お互いの心が落ち着く方向にいきたいと願うものですから、そこまで心配しなくても決着がつきます。
なので、あれこれ考えすぎない、心配しすぎないことも大事です。
きょうのひとことは、
「なすがままでいいの」
でした。
参考になったかしら?