定年まで働くなんて無理……ならば、生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資をスタートした『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! 現在も資産を増やしている。忙しいサラリーマンでも真似できる「100の実践ノウハウ」を徹底伝授する。

【弐億貯男の株式投資】ポイントを利用して株式投資をやってみるPhoto: Adobe Stock

株式投資を始めるきっかけづくりに

クレジットカードやスマホ決済サービスなどで貯まるポイントを使った資産運用を試してみるのもおすすめです。

私が試してみたのは、スマホ決済サービス「Pay Pay」(ペイペイ)で決済に応じてもらえる「Pay Pay ボーナス」のポイントによる資産運用です。

これはソフトバンク傘下のスマホ専業証券「Pay Pay 証券」(旧OneTap BUY)が提供しているサービスですが、口座開設などの面倒な手続きは不要で、Pay Pay アプリ内から「ボーナス運用」を選択し、規約に同意して「次へ」をタップするだけで簡単に始められます。

投資先は、2種類の米国株のETF(上場投資信託)のみ。このうち私は米国株に分散投資する「SPDR S&P500 ETF」を選びました。

この他、セゾンカードのポイント運用サービスでは、6つの投資信託から選べる「投資信託コース」と、株価に連動してポイントが増減する「株式コース」から投資先を選択できるようになっています。

楽天証券では、楽天カードで貯めたポイントで、株式投資ができる「ポイント投資」を行っています。

クレジットカードなどのポイント還元率は決済金額の0・5%(1万円で50円)から1%(1万円で100円)程度ですから、これらのサービスを活用して株式などに投資できる金額はたかが知れています。

将来に備えた資産形成をするうえでは、もの足りません。

しかし、株式投資に抵抗感がある、あるいは余裕資金がないという人は、株式投資を始めるきっかけとして活用してみると良いと思います。

クレジットカードなどで貯まったポイントは、完全に“余裕資金”。株式投資に失敗してポイントが減っても、ショックは少ないでしょう。

株式投資の第一歩を踏み出したい人は、こうしたサービスを試してみるのも良いでしょう。