35歳を過ぎると、
転職機会も減る⁉
25~34歳の転職では、「給与が増えた人」と「給与が減った人」の数はほぼ同じです。一方、35歳から44歳では、転職のタイミングで給与が増えた人が約3割に対して、減ってしまった人は約4割となっています。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。それは、年齢が上がれば上がるほど、転職先の制度に慣れるのに時間がかかり、今までの経験やスキルを十分に発揮できないリスクが高いと、見られているからだと思います。
ここで少し視点を変えてみましょう。転職する人の割合についてですが、ここでも35歳がポイントになってきます。
【年代別の離職率】
- ・20~24歳:35%
- ・25~29歳:14%
- ・30~34歳:11%
- ・35~39歳:7%
- ・40~44歳:7%
- ・45~49歳:7%
※出典:人口動態総覧(厚生労働省)
結婚や出産により離職のタイミングが左右される女性を除いた「男性のみの離職率」を集計しています。これによると、20代後半から30代後半にかけて、離職率は14%→7%と大きく低下しています。