「よいお店がここにありますよ!」という告知をする必要がある

 ということは、お客様が減っていくお店は、これからも出てくることが想定されるわけです。

 家からあまり出なくなった人、行動ルートを変えた人、新しい場所を探し始めた人……。このように人の流れが大きく変わったのです。

 日本経済が元通りになっても、いままで利用してきたお店をそのまま使うとは限りません。

 そこでお店の側は、「よいお店がここにありますよ!」という告知をする必要が出てきたわけです。いままで立地がよかったお店も、広告でお客様にアピールしないと、いままでのように人を呼び込めない可能性が出てきます。

 逆に、いままで立地が悪くて見過ごされていたお店は、告知次第では、大きなチャンスをつかむことができるでしょう。

 人の流れが変わったことが、あらゆるビジネスに広告が必要となる第一の理由なのです。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、
難しいマーケティングや心理学を勉強しなくても
アンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。
業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、
全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、
社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。
著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。