暗号資産(仮想通貨)分野の複合企業、米デジタル・カレンシー・グループ(DCG)が直近の調達ラウンドで7億ドル(約800億円)を調達した。調達ラウンドを主導したのはソフトバンクグループの2つのファンド、「ビジョンファンド2」と「ラテンアメリカ・ファンド」で、DCGの企業価値の評価額は100億ドルとなった。GICやリビット・キャピタル、アルファベット傘下のキャピタルGも出資した。DCGは暗号資産分野の資産運用会社グレイスケールやメディア企業コインデスクなどに出資している。ソフトバンクは3カ月ほど前に暗号資産分野への投資を始めた。ソフトバンクグループ・インターナショナルのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)によると、ソフトバンクは市場の拡大に関して慎重な見方をしていたが、現在はブロックチェーン技術がインターネットや人工知能(AI)関連技術の次の柱になると予想している。