【ロンドン】食料品や日用雑貨を最短10分で届けると約束する、新世代の宅配サービス企業が今、世界中で投資マネーと衝動買いする客の忠誠度を競い合っている。  新型コロナウイルスの大流行をきっかけに、食料品や日用品のオンライン購入が主流となり、世界で年商2兆ドル(約228兆円)のグローサリー市場に革命をもたらした。今度は新たなプレイヤーが、世界を席巻した料理宅配サービスを応用した「超速宅配」のビジネスモデルで打って出ようとしている。  こうしたファストデリバリー企業は「ダークストア」と呼ばれる小さな倉庫に完全雇用のスタッフを配置。