今月の気候変動に関する国連会議に参加しないことを喜んでいる人がいる。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(18)の父親だ。グレタさんが若き環境活動家の顔として知名度を上げていく中、父親のスバンテ・トゥンベリさん(52)は世界各地のイベントに同行してきた。大西洋をヨットで横断した時もだ。グレタさんは今年1月で18歳になり、スバンテさんはようやく自身の生活の一部を取り戻せそうだ。「絶対にノーだ」。英グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に行くかと聞かれ、スバンテさんはこう答えた。「全く行くつもりはない」グレタさんの面倒を見るということは、10代の子どものいる普通の親業とは違っていた。気候変動への興味から始まったものが、心血を注ぐものへと変わっていった。抗議活動を行うスウェーデンの女子生徒はノーベル賞候補にもなった。グレタさんはオンラインでの自身の大きな影響力を使って、気候変動を真剣に受け止めていないとして世界の指導者を繰り返し非難している。
グレタさんの父親、COP26に同行しない喜び満喫
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