2日に投開票された米バージニア州知事選で、共和党のグレン・ヤンキン候補が民主党のテリー・マコーリフ候補を破り当選した。AP通信がヤンキン候補の勝利を報じた。同州知事選で何年も保っていた民主党の優位が覆る一方で、共和党は来年の中間選挙に向け、主要な激戦州で使えるプレーブックを手にした可能性がある。ヤンキン氏(54)はプライベートエクイティ(PE)投資会社カーライル・グループの元幹部で政治経験はない。敗れたマコーリフ氏(64)は2014~18年に同州知事を務めていた。ヤンキン氏は共和党の支持基盤を活性化すると共に、郊外の浮動層を掘り起こすことで勝利を目指した。一方のマコーリフ氏は、ヤンキン候補とドナルド・トランプ前大統領との結びつきを強調した。だがヤンキン氏はトランプ氏の支持を受け入れたものの、選挙運動で行動を共にすることはなかった。