FOXニュースなどを所有する米メディア大手FOXコープが3日発表した7-9月期(第1四半期)決算は増収となった。オリジナルのエンターテインメント番組の拡充やスポーツのライブ中継、ストリーミングサービスの成長を受けて、広告収入が増えた。売上高は12%増の30億5000万ドル。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は29億4000万ドルだった。FOXニュースやFOXスポーツなどを含むケーブルテレビ(CATV)事業の売上高は14億2000万ドルで、前年同期から7%近く増えた。新型コロナウイルス関連の規制緩和に伴い、スポーツ中継が増えた。ボクシングの有料中継も売上高を押し上げた。さらに、FOXニュースのストリーミングサービス「FOXネーション」のサブスクリプション(定額課金)収入が前年同期を上回った。エンターテインメント・ストリーミングサービス「Tubi」も好調だった。