現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
友達ができない社会人
大人になってからでも友達と一緒に遊ぶ機会はあるでしょう。しかし、なかなか友達は増えにくくなります。
仕事で知り合う人は、多少の利害関係がありますし、年齢が違うと先輩・後輩のような関係にもなります。
なんのしがらみもない学生時代やフリーター同士のような場所であれば、簡単に友達は作れますが、社会人になってからは難しいのかもしれませんね。
それって「見栄」張ってない?
とはいえ、学生時代からの友人が本当に友達と呼べるかどうかも疑問です。
なぜなら、社会人になってある程度のお金を持つと、「お金を使った遊びしかできない」ということになるからです。
別に、会って話をするのであれば、公園を散歩しながらだったり、お互いの家に遊びに行けばいいだけです。
それなのに、ちょっと高級なカフェに行ったり、レストランを予約するような人がいます。そういう見栄を張るような関係が、果たして友達と呼べるのかどうか。僕はちょっと「?」だなと感じます。
友達となら「退屈も平気」では?
「今日はちょっとお金を使わずに遊んでみようか?」と提案するのがおすすめです。
最初は、そうやって実験的にやってみるのです。
デパートや家電量販店をぐるっと一周するのでもいいし、行ったことのない街を歩くのでもいいでしょう。
それで満足できないようであれば、ちょっと金銭感覚がおかしくなっているのかもしれません。
本当の友達なら一緒にいて沈黙していても、別に平気だと思うんですよね。
お互い何も語らずに思い思いのことをやってもいいと思うんです。
「退屈じゃない?」「何もできなくてごめんね」などと、気を遣うような人とばかり付き合っていると、たぶんめちゃくちゃ疲れると思います。
ということで、お金を使わず、気も遣わないような相手こそが、友達なんだと思うし、そういう人間関係を人生で第一に大事にしたほうがよいと思うんですが、みなさんはどうなんでしょうかね?
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。