正解は、売り
出題したチャートは、三角もちあいが収束したところから、株価がドスンと落ちたところでした。
売買高が急減しています。売買高は人気のバロメーター。
何か悪い話が出て買い手がいなくなる中、急いで売ってきている投資家がいると思われます。
株価はその後、さらに大きく下落することとなります。
三角もちあいのトレードでは、買いが優勢となって相場が上放れるか、あるいは売りが優勢となって下放れるか、はっきりするまで辛抱強く待つ必要があります。
そして、買い方、売り方のどっちが優勢かはっきりした瞬間にトレンドに乗る必要があります。
けっして先入観を持たずにトレンドが出るまで辛抱強く待つ必要があります。
「投資家の心理=右脳の判断」がチャートに表れる
右脳を軽く見てはいけません。チャートには「投資家の心理=右脳の判断」が表れています。
左脳は買いだと言っても、強烈な売りシグナルが出ていれば、多くの投資家の右脳が売りだと言っているのかもしれません。
「すばらしい株と言われているけど、なんとなくイヤな予感がする」。
みんなが熱狂していた成長株がボロボロになっていく瞬間です。
(本稿は、『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)