株式投資をする人にぜひ読んで欲しい1冊が『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。クイズを解きながら「株のトレードで勝つ技術」を身につける画期的な1冊だ。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
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ローソク足を活用してトレードをしよう
ローソク足は江戸時代の相場師・本間宗久が考案したチャートで、相場の強弱を見るのにとても便利です。
1日の動きを示す「日足」、1週間の動きを示す「週足」などがあります。
チャートのクイズに挑戦
F社・G社・H社の3日間のローソク足(日足)を見てください。
買うなら、どれ? 売るなら、どれ?
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【ポイント】 ローソク足から読み取れること
3社とも、終値で見ると3日間1000円で変わりません。ラインチャートで書くと、どれも同じ。まったく動きのない、面白みのないチャートにしか見えません。1日の値動きの中にあるドラマや貴重な情報がラインチャートではまったくわかりません。

一方、ローソク足には、ただのラインチャートではわからない強弱についての情報がたっぷり詰まっています。
パッと見ただけで相場の強弱を感じられるように作られている「すぐれもの」です。