株式投資をする人にぜひ読んで欲しい1冊が『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。クイズを解きながら「株のトレードで勝つ技術」を身につける画期的な1冊だ。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。

株トレPhoto: Adobe Stock

ローソク足を活用してトレードをしよう

 ローソク足は江戸時代の相場師・本間宗久が考案したチャートで、相場の強弱を見るのにとても便利です。

 1日の動きを示す「日足」、1週間の動きを示す「週足」などがあります。

チャートのクイズに挑戦

 F社・G社・H社の3日間のローソク足(日足)を見てください。

 買うなら、どれ? 売るなら、どれ?

F社、G社、H社、買うならどれ?F社、G社、H社、買うならどれ?

【ポイント】 ローソク足から読み取れること

 3社とも、終値で見ると3日間1000円で変わりません。ラインチャートで書くと、どれも同じ。まったく動きのない、面白みのないチャートにしか見えません。1日の値動きの中にあるドラマや貴重な情報がラインチャートではまったくわかりません。

3社の値動きをラインチャートにすると、どれも一直線3社の値動きをラインチャートにすると、どれも一直線

 一方、ローソク足には、ただのラインチャートではわからない強弱についての情報がたっぷり詰まっています。

 パッと見ただけで相場の強弱を感じられるように作られている「すぐれもの」です。