株式投資をする人にぜひ読んで欲しい1冊が『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。クイズを解きながら「株のトレードで勝つ技術」を身につける画期的な1冊だ。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
売買高は人気のバロメーター
株価チャートを見るとき、株価だけでなく、いっしょに売買高の変化を見る習慣をつけましょう。
安値圏で売買高が少なかった銘柄が、急に売買高が増えて上昇する時、「買いシグナル」が出ることがあります。
何らかの買い材料が出て、買い始めた人がいると考えられます。
どんな材料が出ているかわからなくても、売買高の増加と株価の動きから「何かいい話が出ている」と想像することができます。
逆に、高値圏で大商い(売買高が大きい)銘柄の売買高が徐々に減少していく場合には、「売りシグナル」が出ます。
人気が離散し、下落に転じる可能性が高まっていると判断できます。
ただし、上記には例外があります。売買高が急増している時に、株価が急落しているケースがそうです。
悪材料が出て急いで売る投資家がいる場合で、人気の急低下を示します。
チャートのクイズに挑戦
このチャート、売り、買い、どっち?
下落後の上昇はチャンスでしょうか? それともワナ?