米の若年富裕層、資産運用でプロの助言求めずマイケル・マルトーシーさんは数十万ドルの投資を自分で管理している YSA PEREZ FOR THE WALL STREET JOURNAL

 マイアミ在住のマイケル・マルトーシーさん(26)はスタートアップの創業者だ。ゴールドマン・サックス・グループのファイナンシャルアドバイザーからゴルフへの招待などさまざまな誘いの声がかかるが、本人は見向きもしない。

 アドバイザーはマルトーシーさんとの契約を狙っているが、マルトーシーさんは数十万ドルの投資を自分で管理している。資金の9割は暗号資産に投資し、保有株をチェックする際はスマートフォンでロビンフッドを開く。

「50万ドルや100万ドルは自分で簡単に管理できる」。投資のチェックには1週間に1時間もかからないとマルトーシーさんは話す。

 ファイナンシャルアドバイザーと契約しない若年富裕層の投資家が増えている。彼らは安くて使い勝手のいいDIY型のデジタルプラットフォームで事足りると考えている。一般的なアドバイザーがあまり勧めない暗号資産やテクノロジー業界のスタートアップなどリスクの高い資産に投資したい人も多い。