ジョー・バイデン米大統領は来年2月に開幕する北京冬季五輪に政府関係者を参加させない「外交的ボイコット」を政府が検討していることを明らかにした。バイデン氏は18日、ホワイトハウスで「それを検討している」と記者団に語った。中国当局による少数民族ウイグル族への処遇や香港などでの反体制派の弾圧を巡り、人権団体はバイデン政権に五輪ボイコットを求める圧力を強めている。ナンシー・ペロシ下院議長も以前から北京五輪の外交的ボイコットを要求してきた。バイデン氏は15日、中国の習近平国家主席とオンラインで首脳会談に臨んだ。政権高官によると、今回の会談では五輪は話題に上らなかった。両氏は台湾問題などを巡り緊張が強まっている米中関係の安定化に向けて、さまざまな課題を協議した。
米、北京五輪の「外交的ボイコット」検討=バイデン氏
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