<6440>JUKI【ミシン・黒字転換】

 JUKIは、アパレル向け工業用ミシンの世界トップメーカー。11月5日の決算発表で21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は、27.4億円の黒字に浮上しました。

 しかし、2月12日の決算時点で通期見通しで黒字浮上する見通しを出していました。つまり、3四半期前に業績改善の兆しが出ていたことが分かります。2月時点の株価が680円台であったことを考えれば、2倍の1360円台の株価もあり得るでしょう。

 また、22年以降の堅調な回復状況を見込めば、更なる上値余地があると考えます。黒字転換2倍株は「上昇の初動を押さえる」ことが目的ですが、初動の波に乗り切れなくても、その後の上昇余地を見極めて参入することも可能です。

 足元では、縫製工場の稼働率向上や5Gなどに牽引された半導体関連等の需要拡大により設備投資需要の回復が進み、業績が大幅に改善しています。22年12月期はミシンの非アパレル拡大予定です。