やるべきことは完了させる

【1】今のステージでやるべきことを完了させる

 頭打ち期間を突破して次のステージへ行くためには、現在のステージでやるべきことをきちんと完了しなければなりません。

 しかし、頭打ち期間が訪れるほどの結果を出せた人たちは、思考力に優れ、アグレッシブに動ける人たちなので、自分の置かれたステージでだいたい8割くらいまでやるべきことをやってしまうと、こう考えます。

「このままやっても先は見えている」
「他にも自分にできることがあるのではないか」
「自分のやることにワクワクしなくなった」

 初めは、やることなすこと新鮮でスタートダッシュできますが、状況を見通せる力があるので、人より早く限界が見え、第3コーナーを回ってゴール間近になると、慣れも手伝って情熱が感じられなくなってしまうのです。

 しかし、実はそのタイミングこそ、次のステージへ行けるか行けないかのターニングポイントです。

 100%完了しなければ、次の世界へ行けません。龍神は、すべてやりきったところで、新たな活躍の場を用意してくれるからです。

「やれることはすべてやってきたけれど、このままでいいのかな」と感じるようになった時こそ、「まだやり残したことがある」「この状況で学べることがある」と考え、やるべきことに真剣に取り組んでください。

 そうすると、完了まで80%くらいだったメーターがスーッと上がって、「終了! 次のステージへ」と思える状況がやってきます。

 オセロでいえば、ボードのすべてのコマを自分の色にするつもりで取り組めば、ゲームが完了し、新しいボードがボン! と目の前に現れるのです。

罪悪感より「残り20%」に目を向ける

【2】罪悪感を払拭する

 頭打ち期間には、「こんなところで足踏みしてはいけない」と必ず罪悪感が芽生えます。仕事がテキパキできる有能な人ほど、罪悪感が出ると思ってください。