現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する
脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。
カビ取り作業時は、マスク、ゴーグル、手袋でガード
もし浴室や車の中などで、有害な黒カビを見つけたらどうするか? 水分をふき取る、徹底的に掃除をする、換気などで風通しをよくして湿度と温度を下げることです。
カビは酸素を必要とし、20~30度で盛んに繁殖します。湿度が80%以上になると繁殖力は最強になりますが、15%程度でも繁殖が可能です。栄養源はたんぱく質、糖質、油脂などで皮脂を含んだ石けんかすや、古くなってはがれ落ちた肌の角質などがあれば盛んに増えます。
化学物質を使った強力なカビ取り剤もありますが、これもまた毒になります。すでに生えているカビは、マスクやゴーグル、手袋などでできるだけ薬剤を吸い込まない、触れない防御をしたうえでカビ取り剤で徹底的に除去し、その後は掃除と乾燥でカビを生えさせないようにするのが現実的かもしれません。
水分を拭き取って乾燥させたところに消毒用エタノールをスプレーするのもある程度の効果があります。
本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった“毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。
白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。