部下に仕事を指示したり、アドバイスをすると必ず「ハイ!」と元気な返事がかえってくる。それなのに、一向に仕事のスキルは上達しないし、やる気もどんどんなくなっているように見える。それは、リーダーであるあなたに「聴く」と「聞く」が足りないからかもしれません。
米ギャラップ社認定ストレングスコーチ(R)としても活躍するSonos Japan日本代表の瀬戸和信氏は、チームメンバー全員と「強みの貸し借り」ができる「対話型リーダー」こそが最強のチームをつくれると言います。瀬戸氏の著書『「自分」を殺すな、武器にしろ』の一部を抜粋・改編して、部下が自発的に適材適所で動き、パフォーマンスを上げていくチームのつくり方についてお届けします。
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個々のメンバーの強みを引き出す
「聴き方」と「聞き方」
対話型リーダー。
優れたリーダー像を一言で表現しようとすると、この言葉に集約されます。おそらく、これからの社会において重要なキーワードになると僕は確信しています。