ひろゆきが語る「投資に頭を使いたくない人がすべきお金のこと」ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
著書『1%の努力』では、彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「投資すべき?」なのか

 最近、よく増えた質問があります。それが、「投資すべきですか?」という質問です。

 コロナ禍になって以降、ぐっと増えました。おそらく、本業で稼ぐことが難しくなり、他の方法でお金を増やすのであれば「投資しかない」と、多くの人が考えているのでしょう。

 日本の書店でも多くの投資本がベストセラーになっているそうです。投資系のYouTuberも増えましたよね。

 では、あなたはどのように投資と向き合えばいいのか。それについて述べてみようと思います。

「あなたは投資に向いてません」

 まず、結論を言うと、あなたは投資に向いていません(笑)。

 投資について本格的に学びたい人であれば、専門家の方の意見を聞いてください。聞くべき人を間違っています。

 僕に意見を求めるということは、つまりこういう人なんじゃないでしょうか。

「そこそこの貯金はある。本業もなんとか頑張っている。でも、投資しないと損している気がしてきた。とはいえ、時間をかけたくないし、投資のことを考える余裕もない。こんな自分でも投資をするにはどうすればいいですか?」

 おそらく、そういう人でしょう。

「これ」だけやっていればOK

 それならば、簡単です。

 毎月、一定のお金で「つみたてNISA」で「インデックス投資」をしてください。

 以上です。投資がめんどくさいは、この方法しかないと思います。

「投資 = 個別株」とか、「短期の売買」とか、思い込んでいる人がまだまだ多いのですが、それらを考えるヒマがないのが大多数の人の正直な意見だと思います。

 余力が出てきたら、アメリカ株のインデックスファンドにも目を向けましょう。とはいえ、まだまだ個別株のことは考えなくていいと思うので、とりあえず「買ったら放っておく」というスタンスを貫くようにしてください。

 植物を育てるのと同じで、じっと見つめていたって芽は出ませんし、花は開きません。水をやって、放っておくことが大事です。

 余計なことは考えない人から、投資でトクをするのだと思うので、ぜひ気になる人はやってみてください。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、38万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。