米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は6日、米情報機関はロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナに侵攻する意向だとは結論を出していないが、プーチン氏は軍事力を集結させており、このため、「一気に動くことも可能」であり、この冬にもその好機を見い出す可能性があると述べた。バーンズ氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシルサミット」で、「ウクライナに対するプーチン氏の意欲を過小評価することはない」と語った。また、同氏は、プーチン氏が隣国のウクライナに対しロシア政府は大きな影響力を保持すべきだと発言したことにも言及した。ジョー・バイデン米大統領は7日にプーチン氏と会談する予定で、ウクライナ侵攻について警告する見込み。ロシア政府は一方で、ウクライナに対し北大西洋条約機構(NATO)加盟への申し出が行われないよう保証を求めている。
ロシアのウクライナ侵攻可能性、結論まだ CIA長官
バーンズ長官「一気に動くことも可能」
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