<2222>寿スピリッツ【黒字転換・土産・経済再開】

 寿スピリッツはコロナ以前であれば、インバウンド関連銘柄として大人気銘柄でした。全国各地のオリジナルブランドとショップブランドを創造する総合プロデューサーとして業績も好調でした。

『ルタオ』『フランセ』などの地域限定ブランド菓子を展開し、駅のターミナルや高速道路の売店、旅館・ホテル、国際線ターミナルの免税店などに卸売りをしています。外国人観光客や国内の旅行需要が蒸発したことで、21年3月期の営業利益は28億円の赤字に転落しました。

 株価はオミクロン株の報道を受けて、売られる局面もありましたが、底堅い推移が期待できます。22年3月期第2四期時点では、営業利益はまだ赤字ですが、22年3月期の通期の見通しは1億5000万円の黒字浮上の見通しです。

 現状の計画では、下期で黒字浮上することになります。コロナ以前に、人気化して買いのタイミングを逃した同社が安く売られたタイミングは狙い目です。経済の再開に伴って同社の株価の立ち上がりが期待されます。

 ただし、時価総額が1800億円台と大型であることから2倍、3倍といった値動きというよりもチャートを確認しながら、例えば6000円台の株価が8000円台になるようなイメージになります。