<9250>GRCS【21年IPO・黒字浮上・DX】

 GRCSはリスクマネジメントのDXをサポートする企業です。GRCとは、G:ガバナンス、R:リスク、C:コンプライアンス(GRC)及びS:セキュリティであり、これらを効率的に管理するサービスをツールとコンサルティングで提供しています。

 GRCのリーディングカンパニーです。例えば、セキュリティや個人情報保護の観点から「外部委託先企業を管理すること」もリスクマネジメントになります。そのため、同社は通信や金融業界などのリスクマネジメントの厳しい大手企業約100社の取引があります。

 売上高全体の約86%が既存顧客であり、サービスやシステムの継続率が高く継続的に成長することができます。2021年11月18日にIPOして間もない企業であることから、株価はしばらくボラティリティの高い値動きとなる見込みですが、底堅い値動きが期待されます。

 時価総額が100億円台であることと、成長性を考えれば今後の成長が見込めます。

 また、株価が高くなりすぎると株式分割を実施し、投資家の買いやすい値段にすることで投資家の裾野を広げる取り組みを行う企業も多く存在します。

 同社にも同じ取り組みが期待されます。類似企業には、野村総合研究所、シグマクシス、ベイカレントなどの資本市場で評価の高い企業が並びます。

人気銘柄の黒字浮上が狙い目。注目したい2つの投資戦略馬渕磨理子(Mabuchi Mariko)
経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト
フィスコ金融・経済シナリオ分析会議 研究員
日本クラウドキャピタル マーケティング・未上場マーケットアナリスト
フジテレビ系列LiveNews αレギュラーコメンテーター
滋賀県出身。同志社大学法学部卒業、京都大学大学院公共政策大学院卒業、公共政策修士。2013年関西の某医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨いた結果、資産を3倍にする。2015年独立系金融情報配信会社FISCOのアナリスに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・韓国・米国経済等の市況分析に従事。入社当時、アナリストだった上司より「堅実な銘柄選定法」として「黒字転換2倍株」のノウハウを受け継ぐ。2017年からは日本クラウドキャピタルにも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。雑誌・Webなど連載多数。「PRESIDENT」本誌にも多数記事を掲載。「プレジデントオンライン」の執筆記事は、2020年の半年間で累計6000万PVを超え、「日本一バズるアナリスト」ともいわれる。2020年11月ラジオ日経にて「馬渕磨理子の5分で教えて!ベンチャー社長」がスタート。初の著書『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』をダイヤモンド社から2021年6月16日に上梓。