新型5th・CクラスはSクラス譲りのスタイリングと最新機能の持ち主。パワーユニットは全車4気筒になり、ガソリンとディーゼルの48Vマイルドハイブリッドと、EVとして100km走るPHVを設定する。いち早く上陸したセダンのC200の実力を探った。
Cクラスとしては5世代目となる新型
堅実かつ現代的なモデルチェンジ
190Eをルーツに持つCクラスは、約40年間にわってセグメントリーダーに君臨してきた。とくに従来モデルは好評を博し、日本でも販売台数10万台を達成した。SUV全盛の時代にあって憧れのセダン&ワゴンだったのだ。Cクラスとしては5世代目となる新型(W206型)は、高い人気を背景に従来イメージを継承。堅実かつ現代的なモデルチェンジを受けてデビューした。
昨今の内燃機関を積んだロングセラーモデルが世代交代する際の要点は、電動化とデジタル化に集約される。新型Cクラスの場合、パワーユニットをマイルドハイブリッド(ISG)もしくはPHEVとすることで全グレードの電動化を達成。中でもPHEV(=C350e)は、EVとして最大100kmほど走る電動車。“これからの時代の最適解”となり得るモデルとして、発表直後から大いに話題をさらった。