中国・天津市で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が確認された。市当局が明らかにした。中国本土でのオミクロン株感染確認は初めてとなる。天津市はソーシャルメディア上で、海外から同市に到着した旅行者1人の感染が先週9日に分かったと発表した。この感染者は現在隔離され、病院で治療を受けているという。詳細は明らかにされていない。中国はコロナ感染が最初に確認された武漢を封鎖した昨年1月以降、大規模な検査や隔離措置の徹底、ロックダウン(都市封鎖)などを通じて感染源をしらみつぶしにする対策を続けている。中国の公式発表による国内のコロナ感染者数は他国に比べて少ない。中国国家衛生健康委員会によると、12日の新規感染数は80人で、大半は浙江省だった。