新たにオミクロン株確認
外国人受け入れ停止は「正解」か
緊急事態宣言の解除以降、新型コロナウィルスの感染者数はかなり低い数字で推移していたが、11月末に新たな変異株、オミクロン株の存在が確認されたことで、再び緊迫した状態になってきた。
とりわけ外国からの入国者への規制強化を求める機運が強い。11月29日に岸田文雄首相が外国人の新規入国の原則停止を宣言。2日後に、政府が航空各社に新規予約受け付けの停止を要請した。
これは国交省の勇み足ということで修正されたが、混乱は十分には収まっていない。むしろ世論調査では、岸田首相の迅速な判断を支持する声が強いようだ。
だが日本人の安心・安全確保は当然としても、おかしな排外主義に陥らないように注意する必要がある。