米ケンタッキー州ブレーメンに住むジョーダン・ベイズさん(34)は、トルネード(竜巻)で自宅の屋根が吹き飛ばされた翌日、リビングルームで水浸しになったグランドピアノの前に座り、何日も頭の中で繰り返し流れていた賛美歌を弾いた。ベイズさんはこのときのことを、(被害を受けた愛用のピアノと自分以外)誰も知らない個人的なものだと思っていたが、妹がこの演奏の動画をソーシャルメディアに投稿したところ、拡散された。ベイズさんは妹が録画していることに気づいてさえいなかった。会計士でビジネスコンサルタントのベイズさんは「私は注目を浴びるのが好きなタイプではないが、振り返ってみると、こうなってよかったと思う」と話す。「とても多くの人が感動してくれたのはうれしい。あれは、偽りのない、心のままの瞬間だった。多くの人に安らぎと希望をもたらしたのなら幸せなことだ」
竜巻で壊れた自宅でピアノ弾く米男性、動画が話題に
人々は苦難の中で安らぎを感じているのではないかと撮影した妹は話す
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