活況な通販市場の影でジワジワ広がる「売上格差」とは?Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、7〜9月度の通販編だ。

活況な通販市場の影で
「売上格差」がジワジワ拡大

 通販の主要3社が発表した7〜9月度の月次業績データは、以下の結果となった。

◯アスクルの単体売上高
 7月度:前年同月比104.7%(4.7%増)
 8月度:同99.7%(0.3%減)
 9月度:同99.0%(1.0%減)

◯モノタロウ(MonotaRO)の売上高
 7月度:前年同月比112.6%(12.6%増)
 8月度:同119.1%(19.1%増)
 9月度:同120.9%(20.9%増)

◯ベルーナの総合通販事業計売上高
 7月度:前年同月比100.3%(0.3%増)
 8月度:同86.0%(14.0%減)
 9月度:同95.5%(4.5%減)

 コロナ禍で活況な通販市場だが、今回取り上げた3社の月次を見ると「格差」がますます広がっている。21年9月度の数値を見るとモノタロウのみが前年度実績を大幅に上回り、独り勝ちしている。各社のデータを時系列で確認すると、通販各社に広がる「格差」がさらに浮き彫りになる。