まず、その商品・サービスがどんなものかを
深く理解することが大事

 広告作りに慣れている方であれば、このコピーや文章は白々しいから止めておこうと判断できます。しかし、広告作りの初心者の方は、よくわからないままやってしまい、取り返しがつかない事になってしまいます。

 では、そうならないためには、どうしたらいいのか?

 まず、商品・サービスがどんなものかを深く理解することが大事です。

 既に購入してくれたお客様がいるなら素直にお客様に聞いてみましょう。

 ・自社の商品・サービスを購入しようと思うだけの悩みや欲求は、何だったのか?
 ・他にも似たようなものがあったにもかかわらず、どこが良かったのか?
 ・実際使ってみてどんな良いことがあったか?

 など。

 その他の質問例や、とり方について知りたい方は、『あらゆる販促を成功させる「A4」1枚アンケート実践バイブル』をご覧ください。

 もしまだお客様がいない新商品・サービスなら、自分で様々な角度から商品・サービスを考えてみましょう。

 ・商品・サービスを購入して喜ぶ人はどんな人だろうか?
 ・ライバルより勝っている所はどこだろうか?
 ・商品・サービスを使う事によってどんな良いことがあるだろうか?

 などです。

 その他の質問ややり方を知りたい方は、『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』をご覧ください。

 これらを総合すれば、自社の商品・サービスがはっきりわかります。そうすれば、キャッチコピー本やライティング本に載っている言葉や文章を使っていいのかどうか、冷静に判断できるようになるでしょう。

 広告作りはよく料理と似ていると言われています。どれだけ味付け(コピーやライティング)を勉強しても、素材(商品・サービス)のことを良く分かっていなければ、美味しくならないという事です。

 ですから、広告作りの初心者の方は、キャッチコピー本やライティング本を買ってコピーやライティング(味付け)を勉強する前に、まず商品・サービス(素材)がどんなものかを理解するところから始めてください。

 それが、広告作りで失敗しないための第一歩です!

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。