大人気シリーズ『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」を音声配信。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!
「めんどくさいから謝っておこう」の落とし穴
きょうのひとことは、
「理不尽なことに頭を下げない」
仕事やプライベートでなにか理不尽なことがあっても、おつき合いを優先して、形だけでも頭を下げておいたほうがいい、なんて話があったりします。
でも、納得できないことだったら、頭を下げるべきではありません。
そもそも、納得していないのに頭を下げても、納得していないということが雰囲気で伝わってしまいます。
自分が悪いと思っていないのに、形式上、頭を下げていいことはありません。
なぜなら、頭を下げられた相手は、その理不尽なことが妥当であると認識してしまうわけです。
納得していなくても、形ばかりで頭を下げて謝ることによって、相手の機嫌はよくなるかもしれませんし、不機嫌なままであっても、頭を下げられたことによって溜飲が下がるかもしれません。
しかし、頭を下げられたほうは、自分のほうが偉い、自分のいうことは正しい、みたいな感覚を得て、なおさら理不尽になっていってしまいかねません。
頭を下げた分、今後また理不尽なことをされる余地も生まれてしまいます。
形ばかりであっても頭を下げることによって、相手の理不尽さを育ててしまうことになるのです。
だから、納得できないのであれば、頭を下げてはいけません。
ただし、ちゃんと話し合いができる関係なのであれば、話し合いをするべきです。
もっとも、たいていの場合は話し合いをする価値がなく、理不尽なことをしてくる時点で、その人とは話し合う余地がないと思ったほうがいいです。
理不尽なことをしてくる人とは、もう関わり合いを持たないという選択がいちばんなのです。
その人との関係性にもよりますが、多少嫌われてもいいから、できるだけ接触を避けるほうが無難ですね。
きょうのひとことは、
きょうのひとことは、
「理不尽なことに頭を下げない」
でした。
参考になったかしら?