シリーズ18万部突破のベストセラー『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』、渾身の感動作で自身初の自己啓発小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(2022年1月11日発売)の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」を音声配信。コロナ禍で不安やストレスを抱えがちないま、言葉のパワーで心のなかに小さな希望を増やしてくれる。きょうのひとことは、これ!
「あなたの日常に欠けているものはなに?」
理想と現実の乖離が「寂しさ」
きょうのひとことは、
「あなたの日常に欠けているものはなに?」
寂しいときってありますよね?
そんなとき、どういう対処ができるかについてお伝えしましょう。
寂しいというのは感情ですからは、なかなかコントロールできないと思われるかもしれません。
でも、できることはあるんです。
そもそも、なぜ寂しいと感じるかというと、それは自分にとって「本来の日常」がないときに寂しいと感じるんですね。
本来だったらこういう日常があった、本来だったらこういう日常を希望していたのに、現実にはそういう日常ではない、あるいは失われている……。
漠然とこういうふうに感じたとき、人は寂しさを感じます。
現実の日常が、自分の理想とは違っているときに寂しく感じるんと思うんです。
だから、いまの理想じゃない日常から、少しでも自分が満足できそうな日常に変えてみる工夫をすると、寂しさがやわらぐと思います。
大切な人との日常があって、仮にそれが失われたとしましょう。
その人を失って寂しく思いますが、実際にはその人との日常は戻ってきません。
日常が変わってしまったことに対して、寂しさが募るんですね。
その大切な人との日常は失われてしまったとしても、新たな日常、つまりわきあいあいとできる別の日常を積極的にとり入れるようにする。
自分の理想とする日常に置き換えることによって、過去の理想の日常は、記憶のなかで懐かしむように消化できると思うんです。
いまの日常は自分の理想ではない、本当はこうしていたいのにそれが得られていないとなると、そのときに以前の日常のこと思い出して寂しさが募ってきたりします。
人それぞれにいろんな日常がありますが、現実の日常っていうのを楽しんでいれば、人は悲しい思いとか辛い思いも記憶として留める程度で、なんとかやりくりできるということなんですね。
寂しさが募ってきたと思ったら、いまの日常に欠けているものは何だろうと、一度立ち止まって考えてみる。
そして、その欠けていることを探してみることです。
きょうのひとことは、
「あなたの日常に欠けているものはなに?」
でした。
参考になったかしら?