過当競争を避けて高単価で工事を受注できたリフォーム会社のチラシ戦略とは

価格については、一切掲載しないチラシを作成

　そこでチラシには、「増改築リフォーム・耐震・建替えをしたいけど、どこに頼めばいいのか悩んでいる方」「増改築・耐震リフォーム工事が得意」「ご家族の要望を何とかかなえることを一番に考えます」と打ち出しました。

　価格については、一切掲載しませんでした。

　その変わり、信用してもらうための裏付けとなる証拠として、A4用紙ぎっしりの長文のお客様アンケートを掲載しました。

　結果はどうだったのか？

　たった3件しか問い合わせがありませんでした。

　しかし、1件の大型リフォーム工事を含む2件を受注し、850万円の売上となりました。

「マンダラ広告作成法」で考えた理想通りのお客様から受注できたのです。

　後日、大型リフォーム工事を依頼いただいた施主様に会う機会がありました。「数多くのリフォームチラシが折り込まれている中で、なぜ、当社に頼む事を決めたのか？」と聞いてみたそうです。

　すると、「他の会社は、キッチンやお風呂がいくらとは載っていましたが、増改築工事ができるとはどこにも書いてありませんでした。私たちがやりたかったリフォーム工事は間取り変更だから、メニューチラシの会社ではできないと思いました。間取りの変更は、技術が要りますよね。○○リフォーム会社さんのチラシは職人さんも載っていたし、増改築が得意だと書いてあるし、リフォームされた方の声も載っていたので、もう、ココしかないと思い、他の会社の話は聞いていません。」とのことでした。

　この施主様の話を聞いて、このリフォーム会社さんは、「マンダラ広告作成法」で考えたチラシの方向性に自信を持ちました。

「今後は、〇をつける普通のアンケートではなく、お客様の購買心理を把握する記述式の『A4』1枚アンケートをとって、その声をチラシやホームページの改善に結び付けていきます」と、さらなる業績アップを目指されています。