米アップルは、中国におけるスマートフォン(スマホ)販売台数で2カ月連続1位となった。「iPhone(アイフォーン)13」シリーズの好調が寄与した。市場調査会社カウンターポイント・リサーチの調べによると、11月のアップルの市場シェアは23.6%。2015年以降で初めて中国でトップに立った10月に続き、首位の座を維持した。2位は中国の維沃移動通信(Vivo、ビボ)で、シェアは17.8%だった。アップルは今年発売したiPhone 13シリーズの価格を同12シリーズと同程度に据え置く戦略を採用。これが中国の消費者に歓迎された。中国はiPhone販売台数全体の2割程度を占める。11月はネット通販プラットフォームで「独身の日」などのイベントがあり、大手のJD.com(京東商城)ではセール初日の11日にiPhoneの新旧機種が売り上げランキングの10位以内に名を連ねた。カウンターポイントによると、アップルの11月の販売台数は前月比で15.5%増加した。