【ワシントン】米中が2020年に交わした貿易協定に基づき、中国は米国からモノやサービスの購入を拡大することを約束しているが、21年末でその期限を迎えた。だが、中国の購入額は目標を大幅に下回っており、バイデン政権は対応に苦慮している。  ホワイトハウスは貿易協定の一環として削減した一部の関税を復活させる可能性があるが、そうすれば中国の反発を招きかねず、中国は逆に米国からの購入を減らしたり、中国で事業展開している米企業への対抗措置を講じたりする可能性がある。