トヨタ自動車は2021年に、米新車販売台数で初めて米ゼネラル・モーターズ(GM)をかわして首位に立った。世界的な半導体不足によって被った打撃の違いが大きな要因だ。トヨタは4日、21年の米新車販売が前年比約10%増加し、約230万台に達したことを明らかにした。これはGMを約11万4000台上回る水準だ。一方、GMは21年の販売台数がほぼ13%減の220万台にとどまった。半導体不足による生産への悪影響がトヨタより大きく、ディーラーの在庫が減少したことが響いた。GMは前年まで数十年にわたり米国でトップの座を維持していた。各社の発表やアナリスト予想によると、昨年は他の外国メーカーや米電気自動車(EV)大手テスラも販売を大きく伸ばし、GMなどデトロイトの大手3社から市場シェアを奪った。
トヨタ、21年の米新車販売トップに GM抜き初の栄冠
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