イスラエルで公表された初期段階のデータで、米ファイザー・独ビオンテック製新型コロナウイルスワクチンの4回目接種後に、感染・重症化を予防する効果が著しく高まったことが明らかになった。安全性も確認できたという。イスラエルのナフタリ・ベネット首相が4日にシェバ医療センターを訪問し、同センターがまとめたデータを公表した。それによると、医療関係者154人に4回目のワクチン接種を行ったところ、1週間後に抗体が5倍に増えた。年齢はさまざまで、いずれも8月20日までに3回目接種を受けていた。事前に行った検査では、抗体量が不十分だったという。ベネット氏は動画メッセージで「この結果は、感染とウイルス拡散、および重症化の点で、4回目接種を行わない場合に比べてはるかに高い予防効果が得られることを示すものだ」と述べた。