アンドリュー・バルフォーさん(42)は長い間、2022年1月4日、つまり愛用の携帯情報端末「ブラックベリー(BlackBerry)クラシック」モデルとの永遠の別れが来るのを恐れていた。バルフォーさんが持っているような旧モデルのブラックベリーは4日にサービスが終了した。かつて広く使われたこの携帯端末は、使用不可能な単なる洒落た文鎮のようなものになってしまったのだ。サービスが終わる最後の瞬間まで使用し続けてきた最も熱心なブラックベリーのファンたちも、ついに手放さなくてはならないときが来た。といったところだろうか。こうした根強いファンの一部は、機能しなくなった端末でも諦めず、アラーム時計として使ったり、アートにして置いたりしている。