感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!
他者との上手なつき合い方
きょうのひとことは
「ご縁を後追いしない」
人というのは、寂しがり屋です。
だから、人とのご縁が切れてしまうことにも寂しさを感じます。
そうすると、そのご縁を後追いする人も出てきます。
しかし、人のご縁というのは、自分と相手の都合のなかで、自然と密度が濃くなったり薄くなったり、あるいはご縁そのものが途切れてしまうことがあるのです。
それが寂しいからといって後追いをしたところで、それは自分の都合でしかありません。
相手の都合や考えもありますから、たいていはうまくいかないでしょう。
人のご縁ほど、あるがままにしておいたほうがいいことはないのです。
必要があれば、自然と人は結びつきを得るように行動するようになります。
逆にだんだんと薄くなっていくご縁というのは、いまはお互いに必要としてないから自然とそうなっているのです。
これは相互に作用していることなので、自分と相手のどちらか片方だけの都合ではありません。
この自然の流れに逆らうように、なんとなく寂しいから後追いしたりするわけです。
ご縁が途切れることを悪いことだと思わないでください。
また必要なタイミングが訪れたら、ご縁が復活することもありますし、新たなご縁も生まれることでしょう。
大切なのは、後追いをしないこと。そして、寂しいからといって無理やりご縁を得ようともしないことです。
もっというと、ご縁を得ることを目的に行動しないということです。
人は寂しさに駆られると、人間関係を築かなくてはいけないかのように感じてしまうものです。
これは、あまりよくないことなのです。
そうするくらいなら、いま自分が集中していること、興味があることに意識を持っていったほうがいいです。
つまり、やりたいことをやればいいということなのです。
ただし、ご縁を粗末に扱って、他人に無礼を働いてもいいというわけではありませんから、その点はご注意くださいね。
きょうのひとことは、
「ご縁を後追いしない」
でした。
参考になったかしら?