午後のワイドショー「ゴゴスマ」（TBS系）を、東海ローカルから全国の人気番組へと躍進させた立役者である同番組MCでフリーアナウンサーの石井亮次氏が「話し方の極意」を初めて明かした『ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方』が1月12日に発売になった。
上手にしゃべることではなく、相手を楽しませて、場の空気をよくすることを目標にかかげ「他人（ひと）はいじるな、自分をいじれ」「会話は合気道」「究極のほめテク」など、サービス精神にあふれる独特の会話術を披露。話し方で損をしているすべての人の救世主ともいえる本書から抜粋し、具体的な話し方のテクを紹介する。
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「ほめる」「ほめない」に上下なし
僕は、会う人会う人、片っ端からほめちぎります。
仕事が終わって「今日もよかったですね」と言われたら「みんなのサポートがめっちゃよかったおかげですよ」と返します。
仕事仲間だけじゃなく、自分が「客」の立場でも、たとえば車の営業の人に「カッコイイ時計ですね」って話しかけたりもするし、もちろん妻にも「君のおかげで生きてるなあ」と、感謝の気持ちを事あるごとに伝えます。
ほめる時は、誰彼なしにほめたらいいんです。「この人はほめよう」「この人はほめない」なんて決めない。ほめる·ほめないに上下なしです。後輩でも新人でも接待相手でもほめるポイントを見つけてどんどんほめます。
ほめ言葉は、ほめられた本人だけじゃなくて、聞いているまわりの人たちにもいい影響を与えます。「自分もほめてもらいたい」と思って急にがんばり出す人が現れたりもします。
そんな「ほめまくり魔」の僕が、実際に言ってすごく喜んでもらえたものと、僕自身が言われてすごく嬉しかったものをパターン化して、2つの基本形としてまとめてみました。これは、相手がどんな人であっても使える万能ほめ言葉です。
