教育後進国・ニッポンで、わが子を救う「家庭ICT教育」の極意写真はイメージです Photo:PIXTA

「日本が教育後進国だ」という事実をご存じだろうか。米国在住の教育者・船津徹氏が、世界から見た日本の教育の現状と、これからの時代の子どもに絶対に必要なスキルを分析。年齢別に今日から家庭で実践できる教育法を伝授する。

 今、世界経済は「ICT(情報通信技術)」によって大きな転換期を迎えています。Apple、Amazon、Google、Facebook、Netflix、Teslaなど未来志向の米国企業は、この潮流をいち早く見抜き、世界経済を牽引(けんいん)する巨大企業へと成長しました。これからもこの流れは加速度的にスピードを増し、世界中の人々の暮らしや仕事を変えていくことでしょう。

 仕事や産業構造が変わっていくのですから、それを支える「教育」も変わっていかなければなりません。そもそも、教育の大きな目的は「子どもが社会で自立できるスキルを養うこと」です。

 受験のための知識(記憶)の詰め込みだけでは、時代の変化に対応できる人材は育ちません。学校や家庭を通してICT教育に「今」取り組まなければ、これから先20年、日本はさらに諸外国から後れを取ってしまうでしょう。

日本のICT教育は
米国より10年以上も遅れている

 これからの時代を生きる子どもにとって「ICT教育」は必須です。子どもがいかなる職業を目指そうとも、コンピューターやインターネットに精通していなければ成功のチャンスは減ってしまいます。

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